応挙の絵画

いぬのかたち

我々の身近な存在である犬は、昔から日本人に愛されてきました。絵画に描かれた犬は、その多産の性質から一族繁栄の意味を込めた吉祥の意味を持っています。描かれるのは大抵仔犬で、そのコロコロとした可愛さに魅了されるのは今も昔も変わらないようです。この度は近世から近代にかけて、様々な画家が描く『いぬのかたち』をお楽しみください。

D20-024_福田平八郎_狗子_04

福田平八郎【狗子 】

大正14年、平八郎33歳の作。この頃平八郎は画塾に属せず、自然に直面し自然を客観的にみつめた作風を模索していたが、国展の影響で宋元画風の作品を多く残している。微睡む二匹の仔犬は、その寝息までが伝わってくるようです。
詳しく見る
D20-089_円山応挙_遊狗子図_04

円山応挙 【遊狗子図】

応挙の作品の中でも、最も人気のある狗子図。左右の狗のやわらかな毛書きと中央の背をむけた白狗の対比が、仔犬のかわいらしさを良く表しています。
詳しく見る
D20-038_小林一茶_狗句賛T

小林一茶 【狗句賛】

秋の日の昼下がり、陽気についうとうとする仔犬。まろやかな線でぽってりと描かれた仔犬を見ていると、一茶の小さきものへのあたたかなまなざしが伝わってくるようである。
詳しく見る
D20-084_渡辺南岳_和美人矮狗図_06

渡辺南岳【和美人矮狗図】

応門十哲の一人、美人画を得意とした渡辺南岳の作。愛犬に服をきせて可愛がるのは、今も昔もかわらぬようです。
詳しく見る
D20-100_吉村周圭_秋草遊狗子図

吉村周圭 【秋草遊狗子図】

無邪気に遊ぶ狗子の姿が鮮やかな彩色で描かれています。狗子の独特な表情がユーモラスで楽しい気持ちになる作品です。
詳しく見る