Page 9 of 31
狩野尚信 喜雀図 小品
パタパタと戯れる二羽の雀。よくぞこんな素早い場面を描写できるものだと、その洞察力に感心してしまいます。軽快な羽音が聞こえてきそうです。
タグ: 小禽, 江戸前期, 狩野尚信, 狩野派, 近世, 通年
2022年2月16日
狩野安信 前猫後兎 双幅
はたしてこれは猫なのだろうかと問われると、一瞬考えてしまうほどの耳の長さである。しかし兎と並べてみると猫なのかもしれない。
タグ: 中橋狩野家, 兎, 兔, 干支・卯, 江戸前期, 狩野安信, 狩野派, 猫, 近世, 通年
2024年5月19日
狩野安信 梅竹小禽図 双幅
青々と茂る竹と、梅の枝に止まる尾長鳥らしき一羽の鳥。梅の枝の湾曲は、同時代の絵師・狩野山雪の梅の幾何学的な枝ぶりを彷彿とさせます。
タグ: 春, 梅, 江戸前期, 狩野安信, 狩野派, 竹, 近世
2020年11月18日
狩野周信 雀蜻蛉図
蜘蛛の巣に絡まって身動きがとれない蜻蛉を、すかさず狙いに行く雀の姿は、まさに弱肉強食の象徴ともいえるでしょう。
タグ: 小禽, 江戸中期, 狩野周信, 秋, 虫, 蜻蛉, 近世, 雀
2023年11月20日
狩野周信 枯木木菟図
ミミズクの漢名である木兎は「樹上性の兎」の意味があり、羽角をウサギの長い耳になぞらえたものだと言われています。実物は風格のある佇まいですが、こちらに描かれたミミズクはつぶらな瞳と長い羽角により、まさに江戸動物画ならではの可愛さに溢れています。
タグ: 木菟, 江戸中期, 狩野周信, 狩野派, 秋, 近世
2022年9月22日
狩野周信 柳燕図
さらさらと簡単に描いたように見える一幅ですが、まだ芽吹いたばかりの柳と燕の特徴をよく捉えています。筆力が弱いと評される周信ですが、その弱さのおかげか、燕の顎の羽根がふさふさと柔らかそうで、愛らしささえ感じさせます。
タグ: 小禽, 春, 江戸中期, 燕, 狩野周信, 狩野派, 近世
2024年3月23日
狩野伊川院 菊鶴図 桜小禽図 双幅
木挽町家狩野派八代目、狩野伊川院(栄信)による花鳥図です。色とりどりの小禽が飛び交い春を謳歌するかのような右幅と、鮮やかに咲き誇る菊と鶴が描かれた左幅。細かな所まで丁寧に描かれており、隅々まで見応えがあります。
タグ: 小禽, 春, 桜, 江戸後期, 狩野伊川院, 狩野派, 秋, 鶴
2023年3月2日
Page 9 of 31