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狩野探信 昇鯉図 双幅
狩野派の作品ではわりと見られる構図のため、粉本に倣って描かれたと思われますが、鯉の表情は活き活きとしており、魅力的な作品に仕上がっています。
タグ: 江戸後期, 狩野探信守道, 狩野派, 登竜門, 登龍門, 近世, 鍛冶橋狩野家, 魚, 鯉
2024年6月17日
狩野常信 龍虎 双幅
「龍吟ずれば雲起こり、虎嘯けば風生ず」という『易経』の一節に由来する龍虎図ですが、こちらの虎はどこかのんびりと佇んでおり、地の覇者というよりは飼い猫のような風情です。龍も登場したはいいものの、虎の様子に拍子抜けしたような、焦点の合わない表情を浮かべています。
タグ: 干支・寅, 干支・辰, 易経, 木挽町狩野家, 江戸前期, 狩野常信, 狩野派, 虎, 近世, 龍
2024年6月14日
狩野尚信 瀑下岩龍図
横顔の印象が強い龍ですが、こちらは珍しく正面から描かれています。波が打ち寄せる険しい岩に絡みつき、こちらに向かって凄む表情に、思わず目が惹き付けられます。
タグ: 干支・辰, 江戸前期, 狩野尚信, 狩野派, 近世, 龍
2021年2月12日
狩野尚信 喜雀図 小品
パタパタと戯れる二羽の雀。よくぞこんな素早い場面を描写できるものだと、その洞察力に感心してしまいます。軽快な羽音が聞こえてきそうです。
タグ: 小禽, 江戸前期, 狩野尚信, 狩野派, 近世, 通年
2022年2月16日
狩野安信 前猫後兎 双幅
はたしてこれは猫なのだろうかと問われると、一瞬考えてしまうほどの耳の長さである。しかし兎と並べてみると猫なのかもしれない。
タグ: 中橋狩野家, 兎, 兔, 干支・卯, 江戸前期, 狩野安信, 狩野派, 猫, 近世, 通年
2024年5月19日
狩野安信 梅竹小禽図 双幅
青々と茂る竹と、梅の枝に止まる尾長鳥らしき一羽の鳥。梅の枝の湾曲は、同時代の絵師・狩野山雪の梅の幾何学的な枝ぶりを彷彿とさせます。
タグ: 春, 梅, 江戸前期, 狩野安信, 狩野派, 竹, 近世
2020年11月18日
狩野周信 雀蜻蛉図
蜘蛛の巣に絡まって身動きがとれない蜻蛉を、すかさず狙いに行く雀の姿は、まさに弱肉強食の象徴ともいえるでしょう。
タグ: 小禽, 江戸中期, 狩野周信, 秋, 虫, 蜻蛉, 近世, 雀
2023年11月20日
狩野周信 枯木木菟図
ミミズクの漢名である木兎は「樹上性の兎」の意味があり、羽角をウサギの長い耳になぞらえたものだと言われています。実物は風格のある佇まいですが、こちらに描かれたミミズクはつぶらな瞳と長い羽角により、まさに江戸動物画ならではの可愛さに溢れています。
タグ: 木菟, 江戸中期, 狩野周信, 狩野派, 秋, 近世
2022年9月22日
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