どこかイラスト的な筆遣いは、ほのぼのとした虎をより一層可愛らしく感じさせます。
青々と茂る竹と、梅の枝に止まる尾長鳥らしき一羽の鳥。梅の枝の湾曲は、同時代の絵師・狩野山雪の梅の幾何学的な枝ぶりを彷彿とさせます。