花鳥画 に関する作品は、4品あります。
ページ 1 中 1南蘋風の花鳥画を得意とした金子金陵。一見普通の花鳥画に見えますが、描かれた雀はどれも三者三様で、なんとも愛くるしい表情をしています。見れば見るほど癖になる、魅力にあふれた一幅です。寛政6年(1794)の作。
神社仏閣の軒先に掛けられている鰐口を、燕が鳴らしてしまったのでしょうか。思いがけず大きな音が出て驚いたかのような燕の表情に、即興的な魅力を感じます。中央は英一蝶、左右は一蝶門下の佐脇嵩之に学んだ高嵩谷が手掛けています。
狩野派の沖一峨、南画家の春木南溟、そして漢詩人の菊池五山。五山はサロン的な場を作り、当時の漢詩界にジャーナリズムをもたらし評価されますが、若き絵師二人の作品に二回りほど年上の五山が賛を入れているところからも、幅広い交流の様子が伺えます。
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