月下に土を掘り餌を探す狸と、青麦を飛び越える狐。春と秋の掛け物の双幅です。
白蔵主とは僧に化けたキツネの妖狐とされています。秋枯れの野に一人佇む白蔵主。月を見上げ、何を想うのでしょうか。
夢うつつのまま、すっかり妖狐に騙されてしまった男性を面白おかしく描いた、幕末明治期の艶画です。
日本の妖怪、白蔵主を描いた作品。小さな作品ながらも細部まで丁寧に描かれています。