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長沢芦雪 狗仔唐子螢狩図
川のほとりに飛び回る蛍を懸命に捕まえようとする子供たち。その傍らには芦雪の定番とも云える仔犬が駆け回ります。童子の写実的なリアルさと仔犬の緩さが対照的で絶妙なバランスです。江戸時代には夕涼みがてら、こうした螢狩りが盛んに行われたようです。
タグ: 円山派, 夏, 江戸中期, 虫, 螢, 長沢芦雪(長澤蘆雪)
2021年11月12日
長沢芦雪 木芙蓉白鶏図
凛々しく描かれた鶏の番と足元に群がる雛の愛らしさ。双方の対比が面白い一幅です。『香雲軒蔵品入札目録』(昭和12年)並『東海道島田町秋野家及某家所蔵品入札』並『古画総覧』所載有。
2021年9月29日
長沢芦雪 三鶴之図
絵を描く時は、見栄えよく、美しく、猛々しく…などと考えがちですが、芦雪の描く鳥は、そんな邪念が全くなかったのではと思われるほど、筆の動くがままに描いているようで、非常にユーモラスな表情の鳥が多いように感じます。こちらも三者三様の自由な動きをしており、観るほどに味わい深い一幅です。
タグ: 円山派, 応門十哲, 江戸中期, 近世, 長沢芦雪, 長沢芦雪(長澤蘆雪), 鶴
2024年3月24日
金子金陵 猿猴戯蜂図
渡辺崋山や椿椿山の師・金子金陵が描く動植物は、定番の愛らしさや美しさではない唯一無二の魅力に溢れており、画面の隅々まで味わい深いものを感じさせます。こちらの作品では、蜂の巣を突いて遊ぶ子猿たちを実に表情豊かに描いています。
タグ: 干支・申, 江戸後期, 猿, 虫, 近世, 通年, 金子金陵
2024年3月15日
金子金陵 梅芙蓉喜雀図
南蘋風の花鳥画を得意とした金子金陵。一見普通の花鳥画に見えますが、描かれた雀はどれも三者三様で、なんとも愛くるしい表情をしています。見れば見るほど癖になる、魅力にあふれた一幅です。寛政6年(1794)の作。
タグ: 小禽, 春, 梅, 江戸後期, 花鳥画, 近世, 雀
2023年8月9日
野口幽谷 月下碧梧紫薇図
月明りに照らされる梧桐と紫薇(サルスベリ)。よく見るとその枝で羽根を休める二羽の鳥がいます。夏の夜の湿度まで感じさせる作品です。明治28年幽谷70歳の作。
2020年9月23日
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