四条派 に関する作品は、33品あります。
ページ 2 中 2響き渡る鳴き声の主を探したところ、ふと風に揺られた柳の幹に停まっているのを発見したような…猛暑の中、ゆるやかに通り抜ける風さえ感じさせる作品です。箱書は楳嶺の次男で日本画家の幸野西湖。
水の畔でゆったりとたゆたう亀を見ていると心が安らいでくるように思うのは、今も昔も変わらないようです。長い冬眠から醒めて、心地よさを存分に味わっているだろう亀たちの様子に、思わず顔がほころびます。
紅白梅と南天の上にうっすらと積もる雪。まだ寒さが残る中にも、梅の花が春の訪れを感じさせています。鳥のとぼけた表情が、「まだ春じゃなかったのかしら」と考えているようにも見え、微笑ましささえ感じます。
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