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冨田渓仙 園中春雪図
紅白梅と南天の上にうっすらと積もる雪。まだ寒さが残る中にも、梅の花が春の訪れを感じさせています。鳥のとぼけた表情が、「まだ春じゃなかったのかしら」と考えているようにも見え、微笑ましささえ感じます。
タグ: 冨田渓仙, 冬, 南画, 四条派, 小禽, 帝国美術院, 梅, 狩野派, 近代, 雪
2024年2月18日
円山応挙 雨中柳鷺図
写生に重きを置いた応挙ですが、こちらはイラストのような軽やかな筆致が特徴的な一幅です。神の使いとして縁起がよい生き物とされる白鷺が、まるで貴婦人のような気品を漂わせているところも魅力のひとつです。
タグ: 京都画壇, 円山応挙, 円山派, 夏, 江戸中期, 近世, 雨, 鷺
2024年1月27日
円山応挙 旭日游亀図
親子で悠々と遊ぶ亀のすがた。現在は絶滅危惧種に指定されているニホンイシガメですが、江戸時代にはペットとして飼育されていたと言われています。かつては身近な河川などで沢山目にすることができたのかもしれません。
2025年2月26日
円山応挙 游亀図
ゆったりと泳ぎ戯れる亀と、それを見守る親子らしき亀達の微笑ましい作品です。明治期の日本画家で川端玉章の息子、川端茂章による箱書有。
タグ: 亀, 円山応挙, 円山派, 夏, 江戸中期, 爬虫類, 近世
2020年6月17日
円山応挙 柿に目白図
目白が熟した柿を啄む愛らしい一幅です。柿の透明感あふれる表現がなんとも瑞々しく、ひときわ美味しそう。即興で描かれた勢いのある筆さばきに加え、構図の見事さには感嘆させられます。
タグ: 円山応挙, 円山派, 小禽, 江戸中期, 秋, 近世
2023年7月14日
円山応挙 柳下狗子図
柳の下で戯れる仔犬が愛らしい、応挙による狗子図です。応挙は生涯に数多くの仔犬の絵を残していますが、眉の部分が白く抜かれた犬をよく描いており、一説には応挙が飼って可愛がった愛犬ではないかと言われています。
タグ: 円山応挙, 円山派, 干支・戌, 春, 江戸中期, 犬, 近世
2020年9月26日
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