作家略歴
【酒井三良】
日本画家。福島県生。名は三郎。別号は梧水、三良子。同郷の画家坂内青嵐に師事する。のち小川芋銭に出会い、その勧めで院展に出品し入選する。故郷の福島や晩年に住した茨城を中心に、農村の生活や自然を描いた。日本美術院監事。文部大臣賞受賞。昭和44年(1969)歿、71歳。
【富安風生】
俳人。愛知県生。名は謙次。東大法学部卒。逓信省に入り、昭和12年逓信次官をもって退職。俳句は高浜虚子に師事、『若葉』を主宰した。読売俳壇選者。芸術院賞受賞。芸術院会員。昭和54年(1979)歿、93歳。