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狩野尚信 瀑下岩龍図

横顔の印象が強い龍ですが、こちらは珍しく正面から描かれています。波が打ち寄せる険しい岩に絡みつき、こちらに向かって凄む表情に、思わず目が惹き付けられます。


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狩野尚信 竹雀図

真っ直ぐに伸びた竹の横に、よく見ると二羽の雀が佇んでいます。何かを語らっているかのような、鳴き声さえ聞こえてくるようです。


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狩野尚信 喜雀図 小品

パタパタと戯れる二羽の雀。よくぞこんな素早い場面を描写できるものだと、その洞察力に感心してしまいます。軽快な羽音が聞こえてきそうです。


狩野安信 竹双虎図 大幅

どこかイラスト的な筆遣いは、ほのぼのとした虎をより一層可愛らしく感じさせます。


狩野安信 前猫後兎 双幅

はたしてこれは猫なのだろうかと問われると、一瞬考えてしまうほどの耳の長さである。しかし兎と並べてみると猫なのかもしれない。


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狩野安信 梅竹小禽図 双幅

青々と茂る竹と、梅の枝に止まる尾長鳥らしき一羽の鳥。梅の枝の湾曲は、同時代の絵師・狩野山雪の梅の幾何学的な枝ぶりを彷彿とさせます。


狩野周信 雀蜻蛉図

蜘蛛の巣に絡まって身動きがとれない蜻蛉を、すかさず狙いに行く雀の姿は、まさに弱肉強食の象徴ともいえるでしょう。


狩野周信 枯木木菟図

ミミズクの漢名である木兎は「樹上性の兎」の意味があり、羽角をウサギの長い耳になぞらえたものだと言われています。実物は風格のある佇まいですが、こちらに描かれたミミズクはつぶらな瞳と長い羽角により、まさに江戸動物画ならではの可愛さに溢れています。


狩野周信 柳燕図

さらさらと簡単に描いたように見える一幅ですが、まだ芽吹いたばかりの柳と燕の特徴をよく捉えています。筆力が弱いと評される周信ですが、その弱さのおかげか、燕の顎の羽根がふさふさと柔らかそうで、愛らしささえ感じさせます。


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狩野伊川院 菊鶴図 桜小禽図 双幅

木挽町家狩野派八代目、狩野伊川院(栄信)による花鳥図です。色とりどりの小禽が飛び交い春を謳歌するかのような右幅と、鮮やかに咲き誇る菊と鶴が描かれた左幅。細かな所まで丁寧に描かれており、隅々まで見応えがあります。


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