紅梅のとなりで翼をひろげて鳴く丹頂鶴。
潔く水墨で描かれた梅の枝に、可愛らしく佇む一羽の雀。モチーフの対比が絶妙です。歴史画を得意とした容斎の花鳥画です。
紀州徳川家初代藩主、徳川頼宜公の梅に鶯図。
栖鳳の画力が存分に発揮された見事な花鳥図です。東美鑑定評価機構鑑定委員会鑑定証有り。
能の演目としてもお馴染みの「高砂」を題材に、鶴や亀、松などを描いたおめでたい三幅対です。長寿祈願としても。
青々と茂る竹と、梅の枝に止まる尾長鳥らしき一羽の鳥。梅の枝の湾曲は、同時代の絵師・狩野山雪の梅の幾何学的な枝ぶりを彷彿とさせます。
華やかに咲く梅の下で、食事にいそしむ二羽の雀。春の訪れを感じさせる一幅です。
一見するとヘタウマかと思わせる、どこかぼんやりとした鶴たちの表情。どこを見ているのか定かではなく、ポーズもどこか不思議。かつ何故皆が一本の梅の木に登っているのか…などと、次から次へと疑問が湧いて、見れば見るほど癖になる作品です。
放庵の作品ならではの滲みが、独特の味わいを醸し出しています。生き物への温かい眼差しが感じられる作品です。
清涼感のある花鳥図です。
梅や薔薇、笹といった植物に小禽が描かれています。