真っすぐ伸びた竹のそばで戯れる三匹の雀の姿が描かれた作品。
素直さを象徴する若竹と共に活き活きと描かれ、画面に清々しい躍動感をもたらしています。
真っ直ぐに伸びた竹の横に、よく見ると二羽の雀が佇んでいます。何かを語らっているかのような、鳴き声さえ聞こえてくるようです。
どこかイラスト的な筆遣いは、ほのぼのとした虎をより一層可愛らしく感じさせます。
青々と茂る竹と、梅の枝に止まる尾長鳥らしき一羽の鳥。梅の枝の湾曲は、同時代の絵師・狩野山雪の梅の幾何学的な枝ぶりを彷彿とさせます。
積雪がもたらす静寂の空間に、雀の羽ばたき音が聞こえてくるようです。嘉永5年柳塘11歳の作。
江戸時代中期の文人画家、池大雅による雀画です。山中蘭径箱書有。
金箔や金砂子などを散りばめた重厚感のある背景と、緻密に描かれた種々様々な鳥たちのバランスが美しく、また構図の妙も相まって不思議な魅力をたたえています。
狙仙の猿の中でも、素描のように勢いをもって描かれているのがこちら。素早い猿の動きを一瞬にして捕らえる洞察力の鋭さは流石です。
葉に積もった雪が落ちる音とチュンチュンと鳴く雀の声が聴こえてくるようです。
細い笹の茎に、まるで武士のように凛々しく留まる雀。その姿に背筋が伸びる思いがします。
四条派の開祖・呉春と江戸後期の歌人・伴蒿蹊による作品。
雀も虎も同じ竹を宿として寛いでいる様子が描かれた、漫画家ならではの風刺的な目線が楽しい作品です。虎の表情が何とも言えずいい味を出しています。
水墨画の龍を思わせる眼の表現が印象的です。
甲羅干しのため、背に乗る子亀に思わず頬が緩みます。
琳派らしい派手さのある作品です。