作家略歴
【原在中】
江戸中後期の画家。京都生。名は致遠、字は子重、別号に臥遊。石田幽汀、のち円山応挙に学んだといわれる。寺々を訪ねて元、明の古画を独学。さらには写生を基調に、土佐派や円山四条派、岸派などを融合した精密な装飾的画風を生み出し、原派と呼ばれる一派を形成した。有職故実の研究にも優れ、有職人物画を得意とした。天保8年(1837)歿、88歳。
【冷泉為則】
江戸時代後期の公卿、歌人。冷泉為章の子。上冷泉家。寛政10年従三位。のち正二位、権大納言兼民部卿。嘉永元年(1848)7月23日歿、72歳。